Power Queryで「結合キーがマッチしない!」原因と解決法【チェックリスト付き】

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Power Queryでマージ(結合)を実行したのに、結果が空白になる…。
あるいは「結合したはずなのにデータが全然揃わない…」。

チャー

これらの多くは、「結合キーがマッチしていない」ことが原因です。

この記事では、結合キーがマッチしないときによくある原因と、すぐ試せる解決法を5つのパターンに分けて解説します。

最後にチェックリストも用意しましたので、マージのトラブル解決にぜひお役立てください。

目次

1. データ型が一致していない

原因
結合元と結合先でデータ型が異なる場合、見た目が同じ値でも一致しません。
例:片方が「数値」、もう片方が「テキスト」。

解決方法

  1. 対象列を選択
  2. [変換]タブ → [データ型の変更] で統一
    💡 文字列として結合する場合は両方をテキスト型にすると安全です。

2. 余分な空白や改行が含まれている

原因
セルの前後に半角スペース、全角スペース、改行コードが含まれていると一致しません。

解決方法

  1. [変換]タブ → [空白のトリミング]
  2. 必要に応じて [置換] で不要な空白や改行を削除
    💡 特にCSVインポート後のデータはこのケースが多いです。

3. 全角・半角、大小文字の不一致

原因
「A」と「A」、「abc」と「ABC」は別の値として扱われます。

解決方法

  • 全角半角変換(Text.Normalize関数を使用)
  • 大文字・小文字統一([変換]タブ → 大文字化 or 小文字化
    💡 コードやIDカラムは半角・大文字に統一すると混乱を防げます。

4. ヘッダーや列名の誤り

原因
選択している列名が間違っている、または意図しない列をキーに設定している。

解決方法

  • 両方のテーブルで列名と内容を確認
  • 必要であれば列の順序や名称を統一
    💡 特にインポート元が複数ある場合は列構成がズレやすいです。

5. 重複キーや欠損データ

原因
結合キー列にNULL(空欄)や重複値があると、意図しない結果になる。

解決方法

  • [行の削除] → [重複の削除]
  • 欠損値の補完(置換 or 別データで補完)
    💡 マスターデータは事前に整えてからマージしましょう。

チェックリスト(まとめ)

結合がうまくいかないときは、次の順で確認すると効率的です。

結合がうまくいかないときは、次の順で確認すると効率的です。

  1. データ型は一致しているか?
  2. 空白や改行はないか?
  3. 全角半角・大小文字は統一されているか?
  4. 列名・キー列の選択は正しいか?
  5. 重複や欠損はないか?

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