Access/Excel VBA|copyfromrecordsetはなぜ速い?理由を分解して徹底解説!

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第2回 copyfromrecordsetはなぜ速い?理由を分解して徹底解説!

前回の記事(copyfromrecordsetの基本的な使い方)では、VBAでAccessなどから取り出したデータをExcelに高速で貼り付ける方法をご紹介しました。

今回はその続きとして、「なぜcopyfromrecordsetはこんなに速いのか?」という疑問に答えていきます!

1.なぜ copyfromrecordset は速いのか?

Excelの通常処理では、Forループなどを使って1セルずつデータを貼り付けることが少なくありません。

しかし、この方法は「セル1個ごとの処理」となるため、件数が多くなると処理時間が激増します。

それに対して、copyfromrecordset は一括書き込みでデータを貼り付けるため、ループによるオーバーヘッドが発生せず、メモリ上で効率的に処理されます。

2.処理の流れを図でイメージしてみよう

AccessやSQL Server → Recordset(データ)  

copyfromrecordsetメソッド

ExcelシートのRangeに一括書き込み

3.どれくらい差が出るの?

例えば以下のようなデータ件数で比較してみると…

数万件を扱うような業務では、copyfromrecordsetの効果は絶大です。

※実測環境:Core i5 / 8GB / Office 365

チャー

やっぱり、copyfromrecordsetを使った方が高速だニャー!
copyfromrecordsetを使いこなそう!

4.データサイズとスピードの関係

copyfromrecordsetは、件数が増えても処理速度が低下しにくいという特徴があります。

ただし、貼り付けた結果に空白セルやNullが多い場合は、あとから整形処理(空白削除・罫線整備など)が必要になることもあります。

5.使うときの注意点

まとめ

copyfromrecordsetが速い理由は、ループ処理を省略しメモリ上でデータを一括転送するという、非常に効率の良い方法をとっているためです。

AccessやSQL Serverなどと連携しながら大量データをExcelに出力したいとき、 copyfromrecordsetは“VBA高速化の切り札”となります✨ 次回(第3回)では、copyfromrecordsetの応用テクニックについてご紹介予定です。

どうぞお楽しみに❣

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