
Accessのパフォーマンスが悪い。



その原因が“ネットワーク”にあるなんて、
意外に気づかれていないことが多いのです。
特に社内LANやNAS、Wi-Fi接続環境で運用しているAccessでは、
ネットワーク遅延がボトルネックになるケースが多発しています。
目次
✅ Accessとネットワークの関係
Accessは、ファイルベースでデータを扱うアプリケーションです。
そのため、ネットワーク越しに共有フォルダ(NASなど)へアクセスしている場合、
ネットワークの速度・安定性に大きく依存します。
たとえば…
- 有線LANなら安定しやすい
- Wi-Fi接続だと、通信が途切れたり遅延が発生しやすい
- クラウドストレージ(DropboxやOneDrive)を経由した運用は、ほぼ確実に遅くなる
🛠️ よくある“遅延トラブル”の実例
- フォームやクエリの動作が突然フリーズしたように重くなる
- 画面を開くたびに数秒待たされる
- 「応答なし」になることが増える
- 同時編集時に競合エラーが頻発する
これらの症状は、
Access本体の問題ではなく、
ネットワークの物理的・論理的な構成が原因ということもあります。
💡改善策まとめ
- ファイルをローカルPCへコピーして開く(検証用として有効)
- 有線LAN接続を推奨し、Wi-Fiは業務用途としては避ける
- NASなどの共有フォルダは、常に“読み込み速度”を意識して設計
- 大容量ファイルは定期的に**“コンパクトと修復”**して容量を減らす
- クラウド同期(Dropbox等)は“停止”しておくか、運用対象外にする
👩💻エンジニア視点でのひとこと



ネットワーク環境は、意外と盲点になりやすいのです。
Accessのパフォーマンスを本気で改善するなら、
「どこにファイルを置いているか?」
「ネットワーク構成は適切か?」を見直してみましょう。
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本記事は、電子書籍『Accessパフォーマンス革命!インデックスで差をつけるデータベース設計術(仮)』の
連載記事の一部です。
続きは当ブログにて随時更新中。お楽しみに❣
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