「業務フロー図を作って」と言われたものの、何から手をつければいいのか分からない。そんな経験はありませんか?
業務フロー図は、「誰が」「何を」「どの順番で」行うかを図で表したものです。難しそうに見えますが、基本は次の4ステップに整理できます。
- 目的と範囲を決める
- 登場人物を洗い出す
- 作業を時系列で並べる
- 分岐と例外を加える
- 業務フロー図の基本的な考え方
- 初心者がつまずきやすいポイント
- 作成するときの順番
- マンガで学ぶメリット
まずは「完璧な図」を目指すのではなく、仕事の流れを整理するところから始めれば大丈夫です。
業務フロー図とは
業務フロー図は、仕事の流れを見える化する図です。担当者ごとにレーン(列)を分けて、作業を矢印でつなぎます。
文章で説明すると長くなる業務でも、図にすれば全体を一目で確認できます。主に次のような場面で使われます。
- システム導入前の要件整理
- 業務改善でムダを見つけるとき
- 新しいメンバーへの引き継ぎ
サンプル業務フロー図(問い合わせ対応の例)
文章だけではイメージしにくい場合は、簡単なサンプルを見ると理解しやすくなります。以下は「問い合わせ対応」を題材にした、初心者向けの業務フロー図の例です。

このように、「誰が」「何を」「どの順番で行うか」を整理すると、業務の流れが見えやすくなります。最初は複雑な業務ではなく、問い合わせ対応のような短い流れから練習するのがおすすめです。
よく使う基本記号
最初はこの4つだけで十分です。記号を増やしすぎると、かえって読みにくくなります。
初心者がつまずきやすい点
いきなり細かく書きすぎる
すべての作業を書き込もうとすると、図が複雑になります。まずは大きな流れだけを描きましょう。
作業の粒度がそろわない
「受付する」と「ボタンを押す」が同じ図に並ぶと、読み手が混乱します。表現の細かさはそろえるのが基本です。
例外の流れを忘れる
正常な流れだけを描いて、差し戻しや不備のケースを書き忘れることがよくあります。実務では、例外処理こそ問題が起きやすい部分です。
業務フロー図を作るときの基本ステップ
ステップ1:目的と範囲を決める
「改善のため」「引き継ぎのため」など、目的を先に決めます。あわせて、どこから始まりどこで終わるかを決めます。
ステップ2:登場人物を洗い出す
関わる部署や役割、システムをレーンとして並べます。個人名ではなく「受付担当」「承認者」のように役割名で書くのがコツです。
ステップ3:作業を時系列で並べる
付箋やメモに作業を書き出し、順番に並べてから図にすると整理しやすくなります。
ステップ4:分岐と例外を加える
「承認されたか?」のような判断をひし形で表し、それぞれの行き先を矢印で示します。
マンガで学ぶメリット
業務フロー図は、記号の意味だけ覚えても実務ではうまく描けないことがあります。大切なのは、「なぜこの流れを図にするのか」「誰に見せる図なのか」まで考えることです。
マンガ形式なら、登場人物のやりとりを追いながら、図を作る場面や迷いやすいポイントを具体的にイメージできます。
- 現場でのやりとりをイメージしながら学べる
- 「なぜそう描くのか」という考え方をつかみやすい
- 失敗例や改善ポイントを場面として理解しやすい
- 専門書の前に全体像をつかみたい人にも向いている
『マンガでわかる 業務フロー図の作り方』はこんな人におすすめ
Kindle本『マンガでわかる 業務フロー図の作り方』は、業務フロー図を「読むところ」から「自分で描くところ」まで進みたい人向けの入門書です。
この本で学べること
- 業務フロー図を作る前に整理しておくこと
- 作業・判断・担当者をどう配置すればよいか
- 見づらいフロー図になりやすい原因
- 実務で伝わる図にするための考え方
- 初心者が最初の1枚を作るときの進め方
特におすすめしたい人
- 業務フロー図を初めて任された人
- 要件定義や業務改善に関わり始めたITエンジニア
- 既存業務を整理して「見える化」したい人
- 専門書を読む前に全体像をつかみたい人
最初から大規模な業務を題材にする必要はありません。「問い合わせ受付から回答まで」「申請から承認まで」など、短い流れから始めると、業務フロー図の考え方をつかみやすくなります。
まとめ
業務フロー図は、「目的と範囲」「登場人物」「時系列」「分岐と例外」の順に整理すると、初心者でも形にしやすくなります。
大切なのは、最初からきれいな図を完成させることではなく、誰が見ても仕事の流れを追える状態にすることです。
まずは身近な業務を1つ選んで、簡単なフロー図を1枚作ってみてください。『マンガでわかる 業務フロー図の作り方』も、最初の一歩を整理する参考として活用できます。


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